ルビィ「片割れのジュエル」 イタリア編
※初めに
このお話は単体ではなく続きもののssとなっております
前回の話はこちら
1年生編
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1647845635/
フェスライブ編
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1648549909/
2年生編
https://fate.5ch.net/test/read.cgi/lovelive/1650022090/
このお話は単体ではなく続きもののssとなっております
前回の話はこちら
1年生編
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フェスライブ編
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2年生編
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─
浦の星女学院、体育館
鞠莉「はい! それじゃあ今日はここまで!」パンッ
鞠莉「練習終わり! ルビィ締めお願い」
ルビィ「ありがとうございました!!」
「「「ありがとうございました!!」」」
「よーし、各自ストレッチ入ってー」
浦の星女学院、体育館
鞠莉「はい! それじゃあ今日はここまで!」パンッ
鞠莉「練習終わり! ルビィ締めお願い」
ルビィ「ありがとうございました!!」
「「「ありがとうございました!!」」」
「よーし、各自ストレッチ入ってー」
善子「あっそうだ鞠莉といえば……ねえ梨子」
梨子「なに?」
善子「最近鞠莉から何か聞いたりしてない?」
梨子「何かって?」
善子「その、スクールアイドルのイベントのこととか」
梨子「特になかったと思うけど、どうかしたの?」
善子「いや、今日ね……GWの活動についてちょっと話してたんだけどさ」
善子「その中で気になることがあって」
梨子「なに?」
善子「最近鞠莉から何か聞いたりしてない?」
梨子「何かって?」
善子「その、スクールアイドルのイベントのこととか」
梨子「特になかったと思うけど、どうかしたの?」
善子「いや、今日ね……GWの活動についてちょっと話してたんだけどさ」
善子「その中で気になることがあって」
果南「えー、ならどうして無いのさ」
ダイヤ「はあ……昼食なら今日は作れないって聖良さんが言っていたでしょう」
果南「あ……しまったすっかり忘れてた、仕方ないなあ……そしたら久々にカップ麺でも食べようかなーんっと」
ダイヤ「不摂生」
果南「分かってないなあダイヤは、だから美味しく感じるのさ」
ダイヤ「…………」ジッ
果南「ん、んんっ……まあその考えは置いとくとして、私買い物行ってくるけどダイヤも行く?」
ダイヤ「いいえ、私は留守番しています」
果南「了解。じゃあちょっと行ってくるよ」ガチャ
バタン
ダイヤ「……」スッスッ
ダイヤ「はあ……昼食なら今日は作れないって聖良さんが言っていたでしょう」
果南「あ……しまったすっかり忘れてた、仕方ないなあ……そしたら久々にカップ麺でも食べようかなーんっと」
ダイヤ「不摂生」
果南「分かってないなあダイヤは、だから美味しく感じるのさ」
ダイヤ「…………」ジッ
果南「ん、んんっ……まあその考えは置いとくとして、私買い物行ってくるけどダイヤも行く?」
ダイヤ「いいえ、私は留守番しています」
果南「了解。じゃあちょっと行ってくるよ」ガチャ
バタン
ダイヤ「……」スッスッ
こころあ「よろしくお願いします」
理亞「うん、よろしく」
こころ「理亞さんに指導してもらえるなんて光栄です」
ここあ「ここに参加するって聞いてからずっと楽しみにしてたんですよ」
理亞「それは、ありがとう」
理亞「うん、よろしく」
こころ「理亞さんに指導してもらえるなんて光栄です」
ここあ「ここに参加するって聞いてからずっと楽しみにしてたんですよ」
理亞「それは、ありがとう」
─
「では今日の練習はここまで! 各自ストレッチの後、解散!」
「「「ありがとうございました!!」」」
ツバサ「そういえば理亞ちゃん、あと3日後にはフェスライブが始まるけど」
ツバサ「今年はどの部門で参加する予定なのかしら」
理亞「グループです」
ツバサ「へえ、理由を聞いてもいい?」
理亞「今年入部した新入生の実力を確かめるためというのもありますけど」
理亞「私個人としてもトリオは避けたいと思っていました」
「では今日の練習はここまで! 各自ストレッチの後、解散!」
「「「ありがとうございました!!」」」
ツバサ「そういえば理亞ちゃん、あと3日後にはフェスライブが始まるけど」
ツバサ「今年はどの部門で参加する予定なのかしら」
理亞「グループです」
ツバサ「へえ、理由を聞いてもいい?」
理亞「今年入部した新入生の実力を確かめるためというのもありますけど」
理亞「私個人としてもトリオは避けたいと思っていました」
それから3日後……
8月1日
コーチ「よーし、前々から話していた通りだが参加グループはこの組み合わせでいく」
コーチ「あと! 折角東京のほうに招かれたんだからな! 時間の無駄遣いすんなよー!」
コーチ「それと迷惑行為もなー!」
「「「はーい!!」」」
コーチ「ったく本当に分かってんだか……」
コーチ「お前たち、先導頼むぞ……私はちょっと挨拶回ってくる」
理亞・黒髪・茶髪「はい」
~~♪ ~~♪
『はい、もしもし』
ツバサ「もしもし雪穂ちゃん? ちょっといいかしら」
『ええまあ構いませんけど』
ツバサ「さっき理亞ちゃんに聞いて確認してみたんだけど、フェスの参加者一覧の……うん、そこにね」
ツバサ「ルビィちゃんたちの名前が載ってないんだけど、雪穂ちゃん何か知らないかなって」
『ああそのことですか、知ってますよ』
『今ちょうどそれでバタバタしているところでして』
おつおつ
善子「それって、秋葉原全部使ってライブやるってこと?」
ルビィ「うん」
千歌「! あールビィちゃんのやりたいこと何となく分かってきたかも私」
梨子「でも、だとしたら余計に使用許可とか取るの難しいんじゃ……」
ルビィ「そうだね、だからこそ」
ルビィ「協力が必要なんです。お願いします雪穂さん」
『…………』
ルビィ「うん」
千歌「! あールビィちゃんのやりたいこと何となく分かってきたかも私」
梨子「でも、だとしたら余計に使用許可とか取るの難しいんじゃ……」
ルビィ「そうだね、だからこそ」
ルビィ「協力が必要なんです。お願いします雪穂さん」
『…………』
ルビィ「穂乃果さん!」
『おっこんにちはー! ルビィちゃん久しぶりー! 元気だったー?』
『話は聞いたよー、そういうことなら私に任せて!!』
『……追加で面白そうなことにすぐ食いつく単細胞お馬鹿っていうのも入れといて』
『酷い! 酷いよ雪穂! あんまりすぎるよ!』
『人の会話勝手に聞いて割り込んでおきながら何言ってるの! お姉ちゃんこれで2回目だよ!!』
『偶然だし別にいいじゃんそれくらい!』
『よくない!』
『おっこんにちはー! ルビィちゃん久しぶりー! 元気だったー?』
『話は聞いたよー、そういうことなら私に任せて!!』
『……追加で面白そうなことにすぐ食いつく単細胞お馬鹿っていうのも入れといて』
『酷い! 酷いよ雪穂! あんまりすぎるよ!』
『人の会話勝手に聞いて割り込んでおきながら何言ってるの! お姉ちゃんこれで2回目だよ!!』
『偶然だし別にいいじゃんそれくらい!』
『よくない!』
本日はここまでです
にこ「なによ?」
理亞「にこさんはもっと早く気付いていそうなものかと思っていましたが、アイドルの事情に詳しいですし」
にこ「もちろん勘付いてはいたわよ当然でしょ。けど、直接会うまで認めたくないじゃない」
にこ「あんたがその"中心"だって」
理亞「……またそれですか」
にこ「そうよ、悪い?」
理亞「少なくとも理由も分からずに敵意を向けられるというのは、あまり気分のいいものではありませんね」
にこ「私あんたのことはまだよく知らないけど、その発言がブーメランになってることくらいは分かるわよ」
理亞「うっ……い、今はにこさんについて言ってるんです!」
理亞「大体なんなんですかさっきから! 大人げがない! 他のあなたと同じ世代の方々はみんな、にこさんと違って友好的だったっていうのに!」
にこ「……」ムッ
理亞「私の何がそんなに気に入らないっていうんですか!」
理亞「にこさんはもっと早く気付いていそうなものかと思っていましたが、アイドルの事情に詳しいですし」
にこ「もちろん勘付いてはいたわよ当然でしょ。けど、直接会うまで認めたくないじゃない」
にこ「あんたがその"中心"だって」
理亞「……またそれですか」
にこ「そうよ、悪い?」
理亞「少なくとも理由も分からずに敵意を向けられるというのは、あまり気分のいいものではありませんね」
にこ「私あんたのことはまだよく知らないけど、その発言がブーメランになってることくらいは分かるわよ」
理亞「うっ……い、今はにこさんについて言ってるんです!」
理亞「大体なんなんですかさっきから! 大人げがない! 他のあなたと同じ世代の方々はみんな、にこさんと違って友好的だったっていうのに!」
にこ「……」ムッ
理亞「私の何がそんなに気に入らないっていうんですか!」
─翌日
フェスライブ最終会場
虎太郎「ふわぁ~……」
にこ「ほら虎太郎、しゃんとしなさい」
虎太郎「ちょっと無理、眠たい。結局昨日は一晩中やってたし」
にこ「体力ないわねー、隣を見てみなさいよ」
ここあ「おぉ~! 流石上位勢、レベルたっか!」
こころ「参考になるわね、ちゃんとメモしておかないと」カキカキ
理亞「ああ、うん。そうね」
にこ「同じ条件でもあっちは元気いっぱいよ」
虎太郎「いや、一人当て嵌まってないよね」
にこ「あれは別にいいの」フン
虎太郎「……大人げな」
にこ「あ、あんたまで言うわけ!?」
ワアアアアアアアアアア!!!
虎太郎「ん? 次で最後?」
にこ「みたいね。まあ悪くはなかったけどやっぱり去年と比べるとどうしても物足りないところあるわね」
にこ「去年の理亞とルビィちゃんのデュオ並みのものがそんなに早く出てくるわけないって分かってるんだけどね」
にこ「アレは良すぎたもの。ライブパフォーマンスだけじゃない、そこに至るまでのドラマも完璧だった」
にこ「鹿角理亞と黒澤ルビィ。あのコンビはデュオの中でも歴代最高といっても過言ではないわ」
虎太郎(だからそれ本人に言えばいいのに)
虎太郎「いや、一人当て嵌まってないよね」
にこ「あれは別にいいの」フン
虎太郎「……大人げな」
にこ「あ、あんたまで言うわけ!?」
ワアアアアアアアアアア!!!
虎太郎「ん? 次で最後?」
にこ「みたいね。まあ悪くはなかったけどやっぱり去年と比べるとどうしても物足りないところあるわね」
にこ「去年の理亞とルビィちゃんのデュオ並みのものがそんなに早く出てくるわけないって分かってるんだけどね」
にこ「アレは良すぎたもの。ライブパフォーマンスだけじゃない、そこに至るまでのドラマも完璧だった」
にこ「鹿角理亞と黒澤ルビィ。あのコンビはデュオの中でも歴代最高といっても過言ではないわ」
虎太郎(だからそれ本人に言えばいいのに)
千歌「SUNNY DAY LIFE」
穂乃果「SUNNY DAY LIFE」
千歌・穂乃果「輝きになろう」
梨子・果南「なんて言える今の気分を分け合えば」
千歌(ああ 楽しい)
千歌(すっっごく楽しい)
穂乃果「SUNNY DAY LIFE SUNNY DAY LIFE」
千歌「君も踊り出す…Ah!」
穂乃果「SUNNY DAY LIFE」
千歌・穂乃果「輝きになろう」
梨子・果南「なんて言える今の気分を分け合えば」
千歌(ああ 楽しい)
千歌(すっっごく楽しい)
穂乃果「SUNNY DAY LIFE SUNNY DAY LIFE」
千歌「君も踊り出す…Ah!」
果南「……仕方ないなあ、一肌脱ぎますか」
ダイヤ「休みはまだありますしね」
鞠莉「二人ならそう言ってくれると思ったわ! ベリーベリーThanks!!」
ダイヤ「ですが私たちはともかくルビィたちは」
鞠莉「理事長権限でどうにでもなるわよそれくらい」
果南「ねえ、それ本当に程々にしといたほうがいいと思うよ」
鞠莉「これで最後だから! ね!」
果南「全く……で、千歌たちは」
ダイヤ「休みはまだありますしね」
鞠莉「二人ならそう言ってくれると思ったわ! ベリーベリーThanks!!」
ダイヤ「ですが私たちはともかくルビィたちは」
鞠莉「理事長権限でどうにでもなるわよそれくらい」
果南「ねえ、それ本当に程々にしといたほうがいいと思うよ」
鞠莉「これで最後だから! ね!」
果南「全く……で、千歌たちは」
果南「無理? 何が?」
月「外食自体が。恐らく閉店してるのはここだけじゃないですし」
千歌「うっそだー! 流石にいくつか探せば開いてるお店くらい見つかるよ」
鞠莉「って思うでしょ? ところがどっこい本当のことなのよ」スタスタ
曜「そんなことあるの?」
鞠莉「なら、観光がてら試しに色々回ってみましょうか、百聞は一見に如かずってね」
鞠莉「あと勝手に飛び出すの禁止」
千歌・曜・果南「ごめんなさい」
月「外食自体が。恐らく閉店してるのはここだけじゃないですし」
千歌「うっそだー! 流石にいくつか探せば開いてるお店くらい見つかるよ」
鞠莉「って思うでしょ? ところがどっこい本当のことなのよ」スタスタ
曜「そんなことあるの?」
鞠莉「なら、観光がてら試しに色々回ってみましょうか、百聞は一見に如かずってね」
鞠莉「あと勝手に飛び出すの禁止」
千歌・曜・果南「ごめんなさい」
梨子「それで鞠莉さん、今回イタリアに来た経緯のことですけど」
鞠莉「そうね。とは言ってもどこから話せばいいのやら……」
鞠莉「うーん……じゃあまずはあなた達を連れてきた理由から」
鞠莉「初めにざっくり言うと、海外の方から直々にご指名があったのよね」
善子「私たちに?」
鞠莉「私のDaddy…パパの親友の娘さんがね、近頃スクールアイドルに興味を示してるらしくて」
鞠莉「それで相談を持ちかけられたみたいなの、何か当てはないかって」
月「ああ、それでAqoursに話が来たってわけか」
鞠莉「そうね。とは言ってもどこから話せばいいのやら……」
鞠莉「うーん……じゃあまずはあなた達を連れてきた理由から」
鞠莉「初めにざっくり言うと、海外の方から直々にご指名があったのよね」
善子「私たちに?」
鞠莉「私のDaddy…パパの親友の娘さんがね、近頃スクールアイドルに興味を示してるらしくて」
鞠莉「それで相談を持ちかけられたみたいなの、何か当てはないかって」
月「ああ、それでAqoursに話が来たってわけか」
鞠莉「そうそう、娘である私がスクールアイドル部の顧問をやっているって話をしたらどんどん事が進んじゃってね」
鞠莉「パパの方も相手が親友かつ仕事のお得意様でもあったから無下にも出来ないってことで」
鞠莉「それでこっちに白羽の矢が立ってしまったというわけよ」
ダイヤ(良い意味と悪い意味、どちらで言っているのやら)ヒソヒソ
果南(両方に一票)
鞠莉「でも急に来た話ってわけじゃないのよ? これでも結構引き伸ばしてもらったんだから」
梨子「保留にしていたってことですか?」
鞠莉「ええ。パパがね、どうしても9人じゃないと駄目だって言うから」
善子(……なんか可笑しくない? それ)
鞠莉「時間の都合とか色々あるでしょ」
千歌「ふーん、けどなんで鞠莉ちゃんのお父さんはそんなに9人にこだわるんだろう」
鞠莉「さあ。私にも分からないわ」
鞠莉「パパの方も相手が親友かつ仕事のお得意様でもあったから無下にも出来ないってことで」
鞠莉「それでこっちに白羽の矢が立ってしまったというわけよ」
ダイヤ(良い意味と悪い意味、どちらで言っているのやら)ヒソヒソ
果南(両方に一票)
鞠莉「でも急に来た話ってわけじゃないのよ? これでも結構引き伸ばしてもらったんだから」
梨子「保留にしていたってことですか?」
鞠莉「ええ。パパがね、どうしても9人じゃないと駄目だって言うから」
善子(……なんか可笑しくない? それ)
鞠莉「時間の都合とか色々あるでしょ」
千歌「ふーん、けどなんで鞠莉ちゃんのお父さんはそんなに9人にこだわるんだろう」
鞠莉「さあ。私にも分からないわ」
ダイヤ「──スクールアイドル委員会、国際支部……」
「「「支部長ーーー!!?」」」
絵里「ええ、それが私の今の肩書き。ちょっと堅苦しいけどね」フフッ
梨子「あの、因みに活動内容とかは伺っても……」
絵里「いいわよ。私たちの仕事は主に海外に対するスクールアイドルの広報活動」
絵里「そうね、スクールアイドルの宣伝担当くらいに思ってくれたらいいわ」
千歌「えっと、じゃあ亜里沙さんも?」
亜里沙「うん、私はそのお姉ちゃんのサポートってところかな」
「「「支部長ーーー!!?」」」
絵里「ええ、それが私の今の肩書き。ちょっと堅苦しいけどね」フフッ
梨子「あの、因みに活動内容とかは伺っても……」
絵里「いいわよ。私たちの仕事は主に海外に対するスクールアイドルの広報活動」
絵里「そうね、スクールアイドルの宣伝担当くらいに思ってくれたらいいわ」
千歌「えっと、じゃあ亜里沙さんも?」
亜里沙「うん、私はそのお姉ちゃんのサポートってところかな」
絵里「ええ、また」
プツン
亜里沙「じゃあ私ちょっと出てくるね」
絵里「いいけど、あまり遅くならないようにね?」
亜里沙「うん、分かった」
バタン
絵里「…………ふふっ、本当に変わらないわね」
絵里「久しぶりに顔も見られて安心したし…………あ"」
絵里「通話時間がこんなに…………しまったわね、亜里沙を送ったそばからすぐ連れ帰るのも気が引けるし」
絵里「明日の行動に支障が出なければいいけど……本当、楽しい時間はあっという間ってよく言ったものよね」ハァーッ
プツン
亜里沙「じゃあ私ちょっと出てくるね」
絵里「いいけど、あまり遅くならないようにね?」
亜里沙「うん、分かった」
バタン
絵里「…………ふふっ、本当に変わらないわね」
絵里「久しぶりに顔も見られて安心したし…………あ"」
絵里「通話時間がこんなに…………しまったわね、亜里沙を送ったそばからすぐ連れ帰るのも気が引けるし」
絵里「明日の行動に支障が出なければいいけど……本当、楽しい時間はあっという間ってよく言ったものよね」ハァーッ
√ Guilty Kiss
サルデーニャ島 アルゲーロ空港
梨子「へえ、ここがサルデーニャ島かあ……」
善子「意外と早く着いたわね」
月「離島とはいっても一応国内だからね、飛行機使えばこんなものだよ」
鞠莉「ほら3人とも、いつまでもそこで立ち話してないで早く外に出ましょ!」ウズウズ
月「ですねー、僕もここに来るのは初めてですし」
善子(なんだかんだで鞠莉も結構楽しみにしてるのね)ヒソヒソ
梨子(みたいだね)
善子「ちょっと曜ほんとに寝取られるんじゃないのこれ」
鞠莉「気にしすぎよ、私は特にそんな危機感ないけど?」
善子「どうしてよ」
鞠莉「だって私のレーダーが反応しないもの」
善子「えらく高機能なレーダーね、そこまで判別できるの」
鞠莉「まあ結局のところは勘だから、合ってるかは知らないけどね」
善子「どっちなのよ」
鞠莉「気にしすぎよ、私は特にそんな危機感ないけど?」
善子「どうしてよ」
鞠莉「だって私のレーダーが反応しないもの」
善子「えらく高機能なレーダーね、そこまで判別できるの」
鞠莉「まあ結局のところは勘だから、合ってるかは知らないけどね」
善子「どっちなのよ」
ルビィ「とりあえずこれからどうしましょうか?」
亜里沙「今日のところは自由にしていいんじゃないかな、向こうはもうそのつもりだろうし」
亜里沙「ルビィちゃんも色々見て回りたいでしょ?」
ルビィ「それは……そうですけど、でも」
亜里沙「ん?」
ルビィ「少しくらいは人数集めのこと、考えたほうがいいのかなあって」
亜里沙「うん、そっちも確かに大事だよね」
ルビィ「私、早くなんとかしたいんです」
亜里沙「どうして?」
ルビィ「鞠莉さんには、助けられてばかりだから」
ルビィ「こんなときくらいは力になってあげたいんです」
亜里沙「今日のところは自由にしていいんじゃないかな、向こうはもうそのつもりだろうし」
亜里沙「ルビィちゃんも色々見て回りたいでしょ?」
ルビィ「それは……そうですけど、でも」
亜里沙「ん?」
ルビィ「少しくらいは人数集めのこと、考えたほうがいいのかなあって」
亜里沙「うん、そっちも確かに大事だよね」
ルビィ「私、早くなんとかしたいんです」
亜里沙「どうして?」
ルビィ「鞠莉さんには、助けられてばかりだから」
ルビィ「こんなときくらいは力になってあげたいんです」
亜里沙「……ふふっ、そっか」
亜里沙「でも大丈夫、人集めのことなら私に任せて。その辺りはちゃんと考えてきてるから」
亜里沙「だからルビィちゃんたちはお客さんを喜ばせることだけに集中して」
亜里沙「どうすれば集まった人たちの期待に応えられるようなライブが出来るのかを3人で話し合って、ね?」
ルビィ「は、はい。わかりました」
亜里沙「うん、じゃあ千歌ちゃんと曜ちゃんにも今言ったこと伝えておいてね」
ルビィ「……」ボーッ
亜里沙「? どうしたの?」
ルビィ「えっと、ごめんなさい少し意外だなって」
亜里沙「でも大丈夫、人集めのことなら私に任せて。その辺りはちゃんと考えてきてるから」
亜里沙「だからルビィちゃんたちはお客さんを喜ばせることだけに集中して」
亜里沙「どうすれば集まった人たちの期待に応えられるようなライブが出来るのかを3人で話し合って、ね?」
ルビィ「は、はい。わかりました」
亜里沙「うん、じゃあ千歌ちゃんと曜ちゃんにも今言ったこと伝えておいてね」
ルビィ「……」ボーッ
亜里沙「? どうしたの?」
ルビィ「えっと、ごめんなさい少し意外だなって」
千歌「かーほーごー」
曜「良い人見つけてほしいだけだってば」
千歌「見つけても文句言うくせに」
曜「う……」
千歌「もーほんと過保護だよねー」
曜「だ、だって千歌ちゃんの場合はそれが将来を決める大事なものになるかもしれないわけだし……!」
千歌「言ってることお父さんじゃん」
曜「良い人見つけてほしいだけだってば」
千歌「見つけても文句言うくせに」
曜「う……」
千歌「もーほんと過保護だよねー」
曜「だ、だって千歌ちゃんの場合はそれが将来を決める大事なものになるかもしれないわけだし……!」
千歌「言ってることお父さんじゃん」
亜里沙「まず参加期間は4日間、ツアーで乗る船は毎日変わるから集合場所の間違いには気をつけてね」
亜里沙「最初のルートはこんな感じ、営業時間は細かい違いはあるけどだいたい朝から夕方まで」
亜里沙「休憩を挟むとはいえ基本フルで出てもらうから体力にも気をつけるように」
亜里沙「あと、ライブのセトリはこっちに任せるって言ってたからそこは三人で相談し合って決めてね」
千歌・曜・ルビィ「はい!」
亜里沙「さてと、私からの説明はこんなところかな。みんなは他になにか聞きたいことある?」
曜「えっとじゃあ……このツアーは私たちだけで参加するんですよね?」
亜里沙「うん」
曜「私たちがライブをやっている間、亜里沙さんは何をするんですか?」
亜里沙「最初のルートはこんな感じ、営業時間は細かい違いはあるけどだいたい朝から夕方まで」
亜里沙「休憩を挟むとはいえ基本フルで出てもらうから体力にも気をつけるように」
亜里沙「あと、ライブのセトリはこっちに任せるって言ってたからそこは三人で相談し合って決めてね」
千歌・曜・ルビィ「はい!」
亜里沙「さてと、私からの説明はこんなところかな。みんなは他になにか聞きたいことある?」
曜「えっとじゃあ……このツアーは私たちだけで参加するんですよね?」
亜里沙「うん」
曜「私たちがライブをやっている間、亜里沙さんは何をするんですか?」
亜里沙[みなさん大変長らくお待たせいたしました。間もなくライブの時間になります]
観光客A[よっ、待ってました!]
観光客B[早く! 早く!]
亜里沙[それでは登場していただきましょう、CYaRon!の皆さんです! どうぞ!]
タンッ
千歌・曜・ルビィ「「「みんなー! こーんにーちはーーーー!!」」」
「「「Yeahーーーーーー!!!」」」
「ヨーソロ! ヨーソロ!」
「ミカン! ミカン!」
「ルビー! ルビー!」
曜「あははっ、皆ももう準備OKみたいだね!」
千歌「それなら早速! 張り切っていきましょー!」
ルビィ「私たちのライブ……スタートです!」
観光客A[よっ、待ってました!]
観光客B[早く! 早く!]
亜里沙[それでは登場していただきましょう、CYaRon!の皆さんです! どうぞ!]
タンッ
千歌・曜・ルビィ「「「みんなー! こーんにーちはーーーー!!」」」
「「「Yeahーーーーーー!!!」」」
「ヨーソロ! ヨーソロ!」
「ミカン! ミカン!」
「ルビー! ルビー!」
曜「あははっ、皆ももう準備OKみたいだね!」
千歌「それなら早速! 張り切っていきましょー!」
ルビィ「私たちのライブ……スタートです!」
絵里「ダイヤは?」
ダイヤ「流石に実践での会話形式となると、現地であるイタリア語で話すのは難しいですが……」
ダイヤ「英語なら、多少の覚えはあります。それで良ければ」
絵里「充分よ。なら会話の翻訳と解説はダイヤに任せてもいいかしら?」
ダイヤ「私がですか?」
絵里「そう、関係者に色々と話を通すのはもちろん私がやるわ。当然ね、でも」
絵里「その会話の意図を汲み取って二人へ伝えるのはあなたの役目」
絵里「出来る?」
ダイヤ「……」
ダイヤ「やります」
絵里「いい返事ね」ニコッ
ダイヤ「流石に実践での会話形式となると、現地であるイタリア語で話すのは難しいですが……」
ダイヤ「英語なら、多少の覚えはあります。それで良ければ」
絵里「充分よ。なら会話の翻訳と解説はダイヤに任せてもいいかしら?」
ダイヤ「私がですか?」
絵里「そう、関係者に色々と話を通すのはもちろん私がやるわ。当然ね、でも」
絵里「その会話の意図を汲み取って二人へ伝えるのはあなたの役目」
絵里「出来る?」
ダイヤ「……」
ダイヤ「やります」
絵里「いい返事ね」ニコッ